黒川発電所 膳棚水路橋 栃木県那須町
大正10年にしゅん功した黒川発電所膳棚水路橋(くろかわはつでんしょ ぜんだなすいろきょう)は,現在の東京電力の前身である塩那電気が那須町稲沢地区に発電所の導水路橋として建造しました.
形式はRC造のラーメン橋です.3本の柱にX字型の筋交が配置されている橋脚が特徴で,上部工は3本のT桁と水路部が一体となっています.
東北本線の黒磯駅から車で約20分,ルートによってはやや分かり難いかも知れませんが,水害や地震に耐え,今日も現役で活躍する100m余りの橋長を有する同橋は,今なお現役です.
平成20年には,土木学会選奨土木遺産にも認定されました.
※掲載している写真は、全て弊社社員が撮影したものです。