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橋梁について

中央区日本橋 豊海橋

前回ご紹介した3つの『ときわ橋』から日本橋川の川沿いを下流へ辿ると400mほどで日本橋へ着きます.さらに日本橋を起点に下流へ向かうと,順に江戸橋・鎧橋・茅場橋・湊橋,そして豊海橋へと続きます.豊海橋が初めて架設された元禄11(1698)年から150年ほど経過した嘉永年間の古地図では,鎧橋は『渡し』となっていて茅場橋は存在していないことがわかります.
現在の豊海橋は,関東大震災後の復興橋梁として福田武雄氏の設計で昭和2(1927)年に竣功し,橋長は約47m,形式は鋼単純フィーレンデール橋です.

豊海橋を河口側より臨む(2022年撮影)

フィーレンデール橋はベルギーのフィーレンデール教授が考案した橋梁で,同構造としては豊海橋が日本で初めての採用となります.
同形式の日本での実績は多くありませんが,JR常磐線の馬橋~北松戸間に昭和46(1971)年竣功の新作跨線人道橋や,昭和59(1984)年竣功の浜松町駅跨線人道橋にその姿を見ることができます.

新作跨線人道橋

豊海橋は,昭和59(1984)年にRC床版から鋼床版へ床版形式が変更され,平成30(2018)~31(2019)年にかけて桁下高さを確保するために0.4mの嵩上げ工事も行われました.
右の写真は平成28(2016)年に撮影したものですが,嵩上げ前後でその姿が変わることはありません.

夜間のライトアップされた姿は近くの永代橋とともに落ち着いた美しさを醸し出し,隅田川河口になくてはならない風景になっているようです.

余談となりますが,かつての永代橋は,豊海橋よりもやや上流側に位置していたようです.

側面(2016年撮影)

豊海橋と永代橋(昼間)

豊海橋と永代橋(夜間)

※掲載している写真は、全て弊社社員が撮影したものです。