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橋梁について

常磐橋 東京都千代田区

日本銀行本店前に位置する現在の常磐橋は,明治10(1877)年に橋本勘五郎(肥後種山村の石工)から学んだ関東の石工たちにより,小石川御門の石垣の石を使用して日本橋川に架橋されました.
その後,大正12(1923)年の関東大震災にて被災します.この時復興計画から除外されましたが,渋沢栄一の尽力により昭和9(1934)年に修繕されました.
常磐橋からは,上流側に「新常盤橋」を,下流側に「常盤橋」を臨みます.

常盤橋公園より日本銀行方面を望む

常磐橋親柱

常盤橋親柱

渋沢栄一像

常盤橋は,関東大震災の復興事業として架橋され,現在も幹線道路の一部としてその機能を果たしています.
常磐橋は平成23(2011)年東北地方太平洋沖地震で再び被災し崩壊の危機に見舞われますが,約9年間の修復期間を経て,令和3(2021)年に再びその美しい姿を披露してくれました.
なお,常磐橋は国指定史跡常盤橋門跡内にあり,庭園に残るものを除き,都内で最も古い石橋といわれています.

※掲載している写真は、全て弊社社員が撮影したものです。